社長ブログ

桧のパッチワーク :2017年2月 5日

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いきなり 写真です

しかもガラケイで撮影したので画像もよろしくありませんが

以前のブログに掲載していた写真を再び掲載しております

奈良県内のある教会の 廊下床板の写真です

何百年もの年数のいった桧板を敷き詰めた廊下が 延々と続いておりますが

所々に写真のような パッチワークのような埋め木が施されております

おそらく抜け節の跡を 大工さんが形状に応じて同様の材から埋め木を切り出し

穴埋めをしたのでしょう

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埋め木を施された材にも そうでない材にも

同じ年数を経過してきた材料の持つ味わいを同様に感じることが出来ます

木材には(特に長年数を経過した木材には特に)抜け節のような

人が何らかの手を加えないと 使用するときに支障が出る欠点が多くあります

弊社のフローリングにも多くの埋め木を施しております

無節のように埋め木をしなくて済む材料も 埋め木を施した材料も

同じ年数を経てきた材料で有ることに変わりなく その味わいにも

調湿効果や香り暖かさ などの機能にも変わりがありません

木と向き合う場合には この教会のような おおらかさを持たなければ

ならないのでは?

 
 

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腰板セット土壁への施工写真 を送って頂きました :2017年1月24日

腰板セット2(上小節)の施工例です

昨年暮れにご購入いただきました お客様からお写真をお送りいただきました

 

腰板セット上小節1

この度のお客様も真壁づくりの柱と柱の間の土壁の上に取り付けておられます

聚楽仕上げの壁とお見受けいたしますが

この腰板セットの特徴は下地材をボード用の両面テープと

接着剤で固定する仕組みなので

下地材が壁面にしっかりと固定できるかどうか気がかりでしたが

どうやら問題なく取り付けいただけたようです

 

下地材さえ接着することが出来れば

多少凸凹した壁であれ コンクリートのようにまったく釘の利かない壁で有れ

大抵の壁に施工することが出来ます

腰板セット上小節2

腰壁の取り付けで一番手間のかかるところは

端の部分(今回の場合は柱との接点)の腰板を 壁の余白に合わせて

巾をカットする事 そしてその板を隙間なくはめ込むところです

その作業を簡単にするためにI字型部材やL字型部材をご利用いただくのですが

こちらのお客様の場合には その必要もなくまったく隙間なく取り付けされておられます

腰板セット上小節3

ご夫婦で取り付けされたとのことですが

初めての方でも 大工さん顔負けの作業が出来るものなのだな と改めて教えて頂いた次第です

 
 

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桧の節 大きいのと 小っちゃいの :2016年12月17日

桧フローリング一等(節有)の写真です

同じ原木で製材した製品でも製材した部位によって

全く違った雰囲気になります

写真 1

fe27hinoki2

写真1(fe27hinoki2)は原木の芯に近い部分で製材した商品で

沢山の小さな節があります、これはこの部分が成長の先端であった時に

沢山の細かい枝が有り、盛んに光合成をして成長していた時の名残です

写真 2

fe27hinoki3

写真2(fe27hinoki3)は原木の表面に近い部分で製材した商品です

樹高が伸び成長の先端部がさらに上部に移るにつれ

細かい枝が枯れ落ち幾らか残った枝が成長してますます太くなった結果です

桧の大節は木曽桧の民芸品に見られるようにうまく加工すれば

光沢のある大変綺麗なものです

弊社ではこの大節をうまく加工しフローリングの意匠として

生かしていきたいと思っております

 
 

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置くだけフローリング 休憩室 完成写真 :2016年10月30日

休憩室完成写真です

28年3月休憩室30

コンテナハウスは置くだけフローリングを施工するには理想的な空間でした

28年3月休憩室31

床面が出入りの無い真四角な形状ですので 床板の複雑なカットも必要なかったこと

釘の利かない床面に根太を取り付けることもなく施工することが出来たこと

壁に囲まれた閉じた空間でしたが 隅の施工も簡単に済ませることが出来たこと

今回の経験から

ひょっとしてコンテナハウスの床を飾るには 「置くだけフローリング」はうってつけの材料ではないかと思いました

28年3月休憩室32

コンテナの中は鉄板で外部と仕切られただけの空間ですので 冬の冷え込みがかなり厳しいかと思えますが

35㎜という厚みのある床板ですので 足元からの冷え込みだけは かなり緩和されるのではと期待しております

 
 

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置くだけフローリング 隅仕舞い 框取り付け :2016年10月23日

ずいぶんと間が空きましたが いよいよ張仕舞い 部屋の隅の部分になりました

この「置くだけフローリング」の特徴と致しまして 張仕舞い部分の取り付けが

通常の本実板に 比較して格段に取り付けがしやすくなっております

下写真のように L字型部材をはめ込む隙間10~15㎜程度の隙間を空けるように

巾決めをしたフローリングの凸実を先に施工してあるフローリングの凹実に斜めに差し込み

下におろすだけで取り付けることが出来ます

下写真

28年3月休憩室24

28年3月休憩室25

残された巾木との隙間には L字型部材を差し込みます

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入口 靴脱ぎ場には框として 片面を斜めカットしたフローリングを後付けで取り付けました

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フローリングの張り方とは逆の方向になりますが

釘や接着剤を使用することなく 簡単にはめ込むことが出来ました

28年3月休憩室28

出来上がり

28年3月休憩室29

 
 

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