社長ブログ

畳からフローリングへ :2015年4月13日

昨年大量の床板をお買い上げいただきました

「ほたるの里」様から床板のご注文を頂きました

入居される方のご要望で居室の畳敷き部分を

フローリングに変られるとのことです

左が改修前右が改修後の写真です

改修前改修後

施工は全て「ほたるの里」のスタッフにてされたとのことですが

囲まれたスペースに隙間なくフローリングを取り付けるのは

少し手ごわい作業になりますが

綺麗におさめられております

長さカットや

最後に貼るフローリングが はめやすいようにするための 凸実のカットは

弊社でさせて頂きました

 
 

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巾接ぎ板が反りにくい訳 :2015年3月21日

巾接ぎ板杉桧巾接ぎ板

左杉節有赤身材の幅接ぎ板 右桧節有材の幅接ぎ板 どちらも 巾115mmの材を接いでいます

片面から見ると 木表木裏が交互に並ぶ様に接ぎ合わせております

いくら乾燥し 養生した材でも全く反らないということはありません 環境の変化により多少変化致します

空調などでより乾燥が進めば青線の方向に少し反ります また湿度が高い環境で 加湿されれば赤線の方向に反ります

もし木表 木裏がそれぞれ同じ方向に向くように接ぎ合わせたと致しますと 広幅の板になりますので 部材それぞれの変化がごくわずかであったとしても 全体として 大きなそりになります

巾接ぎ板は 部材それぞれの反りを互いに殺し合い 全体としては大きな反りにならないように考えて製作しております

決して完全な材ではありませんので 性質を知らずに使用すると 期待を裏切る場合があります

そのような材料ですが 最近良くお使いいただいております

その理由は集成材でありながら 無垢材そのものの味わいを持っている材料で 作り付けの家具や 棚などほとんど ビスだけで製作できる 便利さをも兼ね備えているからでしょうか

 
 

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桧の怪物 :2015年3月 8日

先日桧原板を製材していただいている 製材所の社長から 地元の原木市場に 珍しい桧の大径木が出品 されていると聞き早速写真を撮りに行ってきました

桧原木27・3-5

まるで怪物のような姿です

桧原木27・3-1桧原木27・3-2

元玉の末口径が78㎝ 柱が製材できる丸太ほどの太い枝の切り跡が残っております

桧原木27・3-3桧原木27・3-4

2の玉が長さ6m末口52㎝有ります 県内の原生林で伐採されたそうです

どちらも本あたり うん十万円で競り落とされたとか 20年以上以前の 木材が一番景気の良かった時期とあまり変わらない値段だったのではないでしょうか 当然この日のセリ市では大将だったと思います

表面が磨かれて荒々しい枝の跡をそのままに とてつもなくでかいお家の大黒柱になるのでしょうか それとも耳付きの板に製材され見事なテーブルの天板になるのでしょうか はたまた丸柱にされ 寺院の柱になるのでしょうか

いずれにしろ20年前なら余り注目されなかった原木だろうと思います

それだけ木材の需要が変わってきたのか

 
 

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木材の3方向 :2015年3月 5日

巾接ぎ板の特徴を説明するまでに 前置きが長くなりますが  木材を 取り扱う者を手こずらせている( 別の見方をすれば味わい深くしている) 大きな原因の一つを説明させて頂きたいと思います

この説明のために素晴らしい桧丸太に登場してもらいました(樹齢百数十年か)

木材3方向

素晴らしい丸太にいたずら書きをして叱られそうですが

丸太の芯から放射状に伸びる赤→が木材の放射方向を示します

赤→に直角に交わる青→が木材の接線方向を示します

丸太の横に伸びる緑→が木材の繊維方向を示します

木材はこの3方向それぞれに 強度 乾燥吸湿による伸縮 などで違った特徴を示します

今回は乾燥吸湿による伸縮の違いをテーマにします

下に2枚の角材断面写真で説明します

杉角断面杉柾角断面

上左は 杉芯持ち柱角 右は杉芯去り角 の木口写真です 原木の場合と同じく 赤→が放射方向 青→が接線方向を示します

木材の取り扱いを難しくしているのは 接線方向(板目)(T)と放射方向(柾目)(R)そうしてもう一つ繊維方向(L)で 乾燥による収縮率が全く違っているからです

杉材では生材から気乾状態になるまでの 収縮率がT:R:L≒1:0.31:0.01と大きく違います

特に接線方向と放射方向の収縮率の違いにより 乾燥するにつれ色んな問題が生じます

左写真の角材には大きな鋸目が入っております これを背割り(緑の線で囲った部分)と言いますが 写真下の方を底辺にした三角形になっているのがお分かりかと思います 背割りは生材に入れた時には 真っ直ぐな細い線でしかありませんが 乾燥するにつれ三角形に広がってくるのです

なぜこの背割りを入れるのかと言いますと 背割りを入れておかないと 芯持材は乾燥するにつれ表面に大きく干割れが入ってしまうからです 特に化粧柱などは化粧面に干割れが来ないように あらかじめ木裏面に背割りを入れ 化粧面を保護します

それに比較して右写真の芯去り角はその必要が有りません

 
 

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原木の木表木裏 :2015年2月23日

先日木表木裏の説明をさせて頂きましたが

いささか言葉足らずのところがありましたので なおもしつこく書かせて頂きます

下写真は斜面に立っている桧を撮影しました 斜面に向かって丸太が弓なりに曲がっています

もちろん個体差が有り 曲りの程度もそれぞれ違いますが おおむね斜面に生育した原木は斜面に向かって少し曲がっています

木表木裏で区別しますと 原木の斜面側が木表で反対側が木裏になります

原木立木

下写真は市場で撮影した杉原木の写真です 緑矢印が木表方向で 青矢印が木裏方向になります この原木市場では小径木を枕にして丸太を陳列しておりますが こうすると少し曲りの有る丸太でもすわりが良くなります

なぜ 木表木裏を見分ける必要が有るかと言いますと 木表木裏で木材の性質がかなり違ってくるからです 通常木表側が製材する者にとって 一番おいしい部分で節が少なく厚みが有り癖(アテ)の無い部分になります まずはおいしい部分からいかに良質な製品を製材するかと言うことを考えます

原木木表木裏杉

もう一つ重要なことは 製材後の製品の変形を考慮する必要が有るからです 赤枠で囲った部分で板材を製材した場合 赤→で示した方向に板が横反りをします (もちろん製材したすぐにではなく乾燥するにつれ変形します) 反りを見越して大きめに製材し乾燥後挽きなおす必要があります

角材を製材する場合にも 木表を正面になるように製材しないと 角材が斜めの方向に反ることになります そうなると真っ直ぐな角材に修正できなくなります

殆どの原木にこのようなことが当てはまりますが

もちろん生育場所により個体差が有り ほとんどアテの無い原木もあります

 
 

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